大根と白菜が発芽した [過程菜園]


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9月2日に蒔いた大根と白菜がきれいに発芽した。

 いつもの年は、秋雨前線が南下しての長雨はお彼岸過ぎであり、種蒔きの時は雨が少なく、畑が「はしゃいで」水やりに苦労するが、今年は種蒔きの前後にたっぷり雨が降り見事に発芽した。
しかし、今年は、雨が降り過ぎこれもまた心配の種でありこの種が発芽すると困る。

 ちなみに、この辺では畑などが日照りで乾燥しすぎる事を「はしゃいで困るなーえ」と言うがこれは絶対方言であると確信していたが、辞書を調べると、はしゃ・ぐ【燥ぐ】 ① 調子にのってふざけ騒ぐ。② 乾燥する。かわく。とあり予測が見事に外れた。

花庭菜園 その1 [過程菜園]

 我が家の畑を、色々な成長を観察する「過程菜園」と紹介しましたが、色々な花がたくさん咲いた今、野菜が目立たない、「花庭菜園」となりました。

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手前から、土手のマリーゴールド・寒菊・マリーゴールド・サルビア・百日草です。

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百日草にウドンコ病が発生しましたが先日の恵みの雨で止まりました。

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遠くに八ヶ岳の天狗と硫黄が見えます。

我が家の畑は「過程菜園」 [過程菜園]

 経営を目的としない畑作を「家庭菜園」と呼ぶようであるが、わが家の畑は、健康維持のため目いっぱい体を動かすことを第一とするため、春先の耕運と土手の草刈り以外は全て人力でおこない、作物が成長する様を一喜一憂して楽しみながら、雑草や害虫を可能な限り薬剤を使わずに抑え込む方法を「やってみなけりゃーわからねー」の精神で工夫する。つまり、手を加える事により、日々変化する過程を楽しむ「過程菜園」であるような気がする。

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ヤーコンを定植して、予定していた植え付けが終わった。

野菜類は、白菜・春菊・五寸人参・青ジソ・カボチャ・ユウガオ・糸ウリ・枝豆・小豆・インゲン(赤い豆・白い豆・モロッコ)・スナップエンドウ・トマト(アイコ・福寿・桃太郎)・ナス・キュウリ・ピーマン・シシトウ・オクラ・長ネギ・タマネギ・スイカ・アンデスメロンブロッコリン・サツマイモ・ジャガイモ(キタアカリ・男爵・メークイン・アンデスレット)・ヤーコン。
花類は、百日草・マリーゴールド・サルビア・アスター・ヒマワリなどである。



赤い月 [西麓の風景]

 一昨晩の八時少し前、外に出たら東の空に、まるで、どこかの火事の火が反射しているように真っ赤で大きなものが浮かんでいた。
 こんなに赤くて大きな月は記憶が無く、不吉の前触れかとネットで調べたら、月の出に、空気中に水分が多いと月が赤く見えることがあるとのことで安心した。

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赤い月 びっくりするくらい大きく見えた。

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デジカメに赤外線写真の機能が付いたので写してみた。薄曇りである。

黒曜石の「ナイフ」 [考古雑感]

 毎年、ゴールデンウイーク明けの10日前後に、ビーナスラインを白樺湖から霧ヶ峰を経て和田峠方面に車を走らせ、高原の風と新緑をながめながら、旧和田峠の最高地点にある、「和田峠頂上遺跡」に立ち寄っている。
 この遺跡は、隧道工事でV字状に削り取られ、そのあと壁面の流紋岩が崩れて急斜面になっており、鹿でさえ通過するのに大変な場所で、両側に残された表土が崩れ落ちた部分にしか遺物がないため、見つかる物は、透明・漆黒・茶色の原石と破損した剥片が僅かである。

 今年は、降雪が遅くまだヌカルンデいる事を想定していたが、意外に乾燥していた。
 いつものように、急斜面を「息を切らせて」登り、破損した剥片と思い拾い上げて土を落としたところ、紛れもない「ナイフ」であった。

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 全長35.1㎝×幅14.1㎝×厚さ4.1㎝。ほぼ透明の薄茶色の黒曜石製の「ナイフ」右上の斜辺が刃部で細かく欠けている。稜は一本で綺麗に成形加工されているが、先端が折損しており完璧ではない。刃部の反対側に剥離痕が有り、先端から厚みを取るための剥離加工で折損したかもしれない。

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裏面 刃部の反対側は、柄を装着するためかのように薄く加工されている。擦痕は見えるが使用痕でない。

冷え過ぎの八ヶ岳 [西麓の風景]

今朝は春霞で八ヶ岳はぼやけているが、一週間前の5月8日は一日中寒かったことから、素晴らしく綺麗に見えた。

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残雪が多すぎの阿弥陀岳。この雪が消えないとキュウリは育たないとばーちゃんに言われた。

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電柱が写り込まないポイントからの八ヶ岳。ここからの八ヶ岳が最も良い。

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朝の気温がマイナス5℃、代掻きが終わった田んぼに薄氷が張っていた。

ナズナのお花畑 [西麓の風景]

「オオイヌノフグリ」のお花畑で青かった休耕田が今度は一面白に変わった。
しかし、小さな花が何であるのかしらず、ネットで調べたら、春の七草のひとつの「ナズナ」俗称「ぺんぺん草」であることがわかった。

「ナズナ」を知らないのかと言われそうであるが、オバに聞いても良く知らなかったように子供の頃からこの付近の人は、他のおいしい野草を食べており、「ナズナ」を食べた記憶がない。

でも、安心した事がある。それは、ホウレン草などの葉物野菜が高騰した時、手近で収穫できる場所を確保したことである。

 「ぺんぺん草」がはえてよかった。

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一面に咲いた「ナズナ」。

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小さいが綺麗な花である。

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三角形の種が三味線のバチに似ている事から「ペンペン草」と言うらしい。

割れない縄文土器作り 窯で焼いても割れる。 [土器作り]

【縄文土器を作り始めたころ、割れてさえいなければ煮炊きに使用できると信じていた。】

ある学校で開かれた「土器作り教室」のデモンストレーションとして、煮炊きをしようと、土器の周りで焚火をしたとたん、外壁がバンバンはじけ見事に壊れてしまった。
【この時は、割れた理由がまったくわからなかった。】

その後、粘土を改良して土器を焼き、煮炊きには成功したが、きれいに洗ったはずの内壁にカビが生えてしまい、カビを燃やそうと焚火にあてたとたんに割れてしまった。
【これは、野焼きだからだめ、窯で焼けば土器は強くなると考えた。】

その後、急加熱に極めて強い粘土で土器を作り、煮炊きをして洗った後、火の上に土器を置き、火力を強めたが割れの発生もなく、内壁をオコゲ状態にできた。
【急加熱に強い粘土ならば、大丈夫である事はわかった。】

その後、「野焼き用」の粘土で土器を作り、窯で焼成し(素焼き)煮炊きをした後、きれいに洗って保管したがカビが生えてしまい、これを燃やすために空焚きする機会があった。窯で焼いた土器は大丈夫という思い込みから、躊躇せずに焚火に入れたとたん「ビッシ」と音がして割れてしまった。
【今度は、素焼き程度の温度では割れると思った。】

その後、ホームセンターに行ったとき、土鍋の箱に「空焚き禁止、空焚きをすると割れます」との注意書きがあった。

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我が家の耐熱性の土鍋。 
注意書に、超耐熱性ではないので直火にかけるのはおやめ下さい、つまり空焚きはおやめ下さいとあった。

 ネットで調べたら、日本で採れる粘土だけで作った土鍋は空焚すれば割れる、輸入品の「ペタライト」を添加した粘土で作った土鍋なければ無理とあった。
【窯焼き(焼成温度)すれば強度がまし空焚できると、信じていたことが完全に崩れた。】

 オコゲが付着した縄文土器は、水が無くなった後、炭化するまで加熱された、いわゆる「空焚き状態」であったことを物語っており、縄文人の知恵に脱帽である。
 しかし、縄文土器も土鍋のように、空焚できる土器をつくる、つまり、製作技術でカバーしたと、空焚き出来ない土器を割れないようしに使用した、つまり、使用技術でカバーしたの両方が有るのではないかと今は考えている。

黒曜石鉱山への遊歩道と鷹山断層 [まなぶ]

4月に開かれた「ミュージアム友の会」の総会終了後に、恒例行事の、「星糞峠」を経て黒曜石の縄文鉱山に登る遊歩道の枯れ枝拾いを行ったとき、地質の講座で「鷹山断層」の話が出たとき、先生に、星糞峠の黒曜石が、鷹山断層を挟んだ反対側の霧ヶ峰から流れてきたとする、信じられないような説が有るとお話したところ、その話は、地質学上不自然なところがあり、あながちその考えは間違っていないかもしれないと、想像していなかった返事が返ってきたことを思い出した。

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もう少しで「星糞峠」。どこに行っても黒曜石が採れる山は急坂で息が切れる。

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鉱山遺跡は保護シートの下に眠っていた。

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物見岩から見た「ブランシュたかやまスキー場」。この方向から黒曜石が流れてきたという。

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一番低い所に「鷹山断層」が走っているという。何回も来ているが足元に断層が有るという意識は無かった。

黒曜石の二分割に成功 [石器作り]

 以前、旧石器時代にも縄文時代にも存在し無いが、「タガネ」で敲いて分割する事が可能かどうかを知りたくて、板状の原石にサンダーに砥石を付けて溝を彫り、その溝に倣って全周を「タガネ」で敲く方法で分割を試みた事がある、その時は強く敲いたため、全ての箇所にヘルツの円錐が発生して、割れというより砕けて失敗した。

 今回、板状の原石(長さ17㎝×幅15㎝×厚さ5㎝)が、大き過ぎ2分割する必要があり、前回の失敗から、溝を深く彫ってから「タガネ」で敲く事にした。

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用意したもの: サンダー ・ダイヤモンドホイール ・タガネ(農具のクサビ) ・ハンマー(百均製)

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まずマジックで分割する位置に線を引き、タイヤモンドホイールで深さ6㎜~7㎜全周に溝を彫る。感触は、ホイールの凹凸面で細かく敲いているような感じで、削るというより細かく砕いているようであった。

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「タガネ」を中心部に当てて極めて軽く敲いたところ一発で見事に割れた。
タガネを調べたが全く痕跡はなかった。

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破断面に発生点の特徴であるヘルツの円錐(バルブ)が見られない。
これが「クサビ」の原理による破壊。つまり、先端で敲くではなく、両側に押し広げる事による破壊かも知れない。

尚、割れてから嬉しくなってカメラに収めたので、経過の写真がない。また、2個とも加工したためこの姿はもうない。

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