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割れない縄文土器作り 窯で焼いても割れる。 [土器作り]

【縄文土器を作り始めたころ、割れてさえいなければ煮炊きに使用できると信じていた。】

ある学校で開かれた「土器作り教室」のデモンストレーションとして、煮炊きをしようと、土器の周りで焚火をしたとたん、外壁がバンバンはじけ見事に壊れてしまった。
【この時は、割れた理由がまったくわからなかった。】

その後、粘土を改良して土器を焼き、煮炊きには成功したが、きれいに洗ったはずの内壁にカビが生えてしまい、カビを燃やそうと焚火にあてたとたんに割れてしまった。
【これは、野焼きだからだめ、窯で焼けば土器は強くなると考えた。】

その後、急加熱に極めて強い粘土で土器を作り、煮炊きをして洗った後、火の上に土器を置き、火力を強めたが割れの発生もなく、内壁をオコゲ状態にできた。
【急加熱に強い粘土ならば、大丈夫である事はわかった。】

その後、「野焼き用」の粘土で土器を作り、窯で焼成し(素焼き)煮炊きをした後、きれいに洗って保管したがカビが生えてしまい、これを燃やすために空焚きする機会があった。窯で焼いた土器は大丈夫という思い込みから、躊躇せずに焚火に入れたとたん「ビッシ」と音がして割れてしまった。
【今度は、素焼き程度の温度では割れると思った。】

その後、ホームセンターに行ったとき、土鍋の箱に「空焚き禁止、空焚きをすると割れます」との注意書きがあった。

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我が家の耐熱性の土鍋。 
注意書に、超耐熱性ではないので直火にかけるのはおやめ下さい、つまり空焚きはおやめ下さいとあった。

 ネットで調べたら、日本で採れる粘土だけで作った土鍋は空焚すれば割れる、輸入品の「ペタライト」を添加した粘土で作った土鍋なければ無理とあった。
【窯焼き(焼成温度)すれば強度がまし空焚できると、信じていたことが完全に崩れた。】

 オコゲが付着した縄文土器は、水が無くなった後、炭化するまで加熱された、いわゆる「空焚き状態」であったことを物語っており、縄文人の知恵に脱帽である。
 しかし、縄文土器も土鍋のように、空焚できる土器をつくる、つまり、製作技術でカバーしたと、空焚き出来ない土器を割れないようしに使用した、つまり、使用技術でカバーしたの両方が有るのではないかと今は考えている。

割れない縄文土器作り 急加熱テスト〔3〕 [土器作り]

 テスト〔3〕として、市販の野焼き用粘土(OM)と市販の素焼き用粘土(TC)に
赤土や砂を混入すればどう変化するか試してみた。

テスト〔3-1〕市販の野焼き用粘土(OM)に、赤土5%と砂10%を混入。
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①作り易さ:可塑性が落ちヒビが発生しやすく、細工が難しくなった。
②加熱の結果:焼き割れの発生は無く無事焼き上がった。
③判定:急加熱に強い粘土に変化した。

試験〔3-2〕市販の素焼き用粘土(TC)に、赤土15%と砂20を混入。
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作り易さ:可塑性と作り易さの限界まで混合比を高めた。
加熱の結果:少し加熱した段階で見事に破裂した。
判定:急加熱に少し強い粘土に変化した。

まとめ
 このテストで、急加熱に強い粘土に弱い粘土を5%以上混入すると、割れ易い粘土に変化することがわかった。
 言い換えれば、割れ易い粘土に少量の山砂や粘土を混入しても、焼割れ対策にはならないことになる。
 また、赤土と砂を混入して急加熱に強くすれば、作り易さが失われ、作り易さを重視すれば急加熱に対する強さを改善できない事がある。

 課題として、この実験は、縄文中期の厚手の土器を想定しており、早期や晩期の極めて薄い土器の割れ防止策は違った発想が必要となるのではないか。つまり、割れやすい粘土しか手に入らない場合どのように解決したかである。

 尚、赤土は、八ヶ岳西麓に御嶽山の火山灰が堆積したもので、鉄分が酸化して赤色に変化した土。可塑性が乏しく成形は難しいが焼けば固まり、極めて軽くて弱い焼き物になる。砂は、石英閃緑岩が風化した物を使用した。

割れない縄文土器作り 急加熱テスト〔2〕 [土器作り]

 茅野市の泥の木粘土(DN)をベースに、市販の素焼き用粘土(TC)を5%・10%・20%・30%・40%混入した場合、急加熱テストの結果がどう変化するかを試みた。
 その結果、5%混入までは変化は無く、10%を超えると「加熱に中強度」から「加熱に弱い」に変化することがわかった。逆を言えば、素焼き粘土に少量の急加熱に強い粘土を混入しても効果は望めないともいえる。

テスト〔2-1〕 茅野市の泥の木粘土(DN)95%:素焼き用粘土(TC)5%
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①作り易さ:無添加の泥の木粘土と変わらない。
②加熱の結果:無添加の泥の木粘土と変わらず問題なく焼けた。
③判定:急加熱に強い粘土

テスト〔2-2〕 茅野市の泥の木粘土(DN)90%:素焼き用粘土(TC)10%
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①作り易さ:無添加の泥の木粘土と変わらない。
②加熱の結果:加熱の途中ではじけた。
③判定:加熱に中強度の粘土に変化

テスト〔2-3〕 茅野市の粘土(DN)80%:素焼き用粘土(TC)20%
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①作り易さ:無添加の泥の木粘土と変わらない。
②加熱の結果:加熱の途中ではじけた。
③判定:加熱に中強度の粘土に変化

テスト〔2-4〕 茅野市の粘土(DN)70%:素焼き用粘土(TC)30%
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①作り易さ:無添加の泥の木粘土と変わらない。
②加熱の結果:たちまちはじけた。
③判定:加熱に弱い粘土に変化した。

テスト〔2-5〕 茅野市の粘土(DN)60%:素焼き用粘土(TG)40%
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①作り易さ:無添加の泥の木粘土と変わらない。
②加熱の結果:炎を当てた瞬間にはじけた。
③判定:加熱に非常に弱い粘土に変化した

割れない縄文土器作り 急加熱テスト〔1〕 [土器作り]

 急加熱テスト〔その1〕として、市販の粘土3種類と茅野市で山採りした粘土2種類の計5種類を試みた結果、市販の粘土と山採り粘土に大きな差が表れた。

テスト〔1-1〕 市販の野焼き用〔MN粘土〕
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①作り易さ:肌理の細かい粘土で、縄文中期の土器には不向き。
②加熱の結果:炎を当てた瞬間にバンバンはじけだし加熱を中止した。
③判定:急加熱に非常に弱い。

テスト〔1-2〕市販の〔テラコッタ粘土〕
04DSC02804 尖石テラコッタ.jpg
②加熱の結果:5~6秒の加熱でバンバンはじけ中央から折れた。
③判定:急加熱に弱い。

テスト〔1-3〕市販の野焼き用〔OM粘土〕
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①作り易さ:砂が多く、MNやテラコッタより可塑性が少なくコナコナして作りにくい。
②加熱の結果:10数秒の加熱ではじけ始め加熱を中止した。
③判定:急加熱に中強度

テスト〔1-4〕茅野市で山採りした無調整の〔泥の木粘土〕
10DSC02765 泥の木100.jpg
①作り易さ:赤茶色で、可塑性と手離れが良く作り易い。
②加熱の結果:急加熱ではじける事無く、縄文土器に近い色に焼けた。
③判定:急加熱に強い。

テスト〔1-5〕茅野市で山採りした無調整〔干沢粘土〕
12DSC02789 干沢城+砂.jpg
①作り易さ:赤茶色で、泥の木粘土より可塑性は落ちるが作り易い粘土である。
②加熱の結果:急加熱ではじける事無く、縄文土器に近い色に焼けた。
③判定:急加熱に強い。

割れない縄文土器作り 急加熱テスト〔0〕 [土器作り]

 野焼きはもちろん、煮炊きや空焚きをしても「割れない縄文土器作り」を課題の一つにしている。それは、割れない土器を再現する事により、縄文人の知恵や技術がわかるのではないかと期待しているからである。

 土器が割れる要因として、①土器の形状(特に口縁部)②粘土の性質 ③成形、施文の技術 ④乾燥法 ⑤焼成の加熱 ⑥煮炊きの加熱 ⑦取扱いの不注意などが考えられる。

 この中で、②粘土(素地土)の性質と⑤⑥加熱による割れの関係を調べる事を目的に、産地や調合割合を変えた素地土で土器を焼き、煮炊きに使用した結果。短時間で気軽に焼ける素地土の土器は、煮炊きの火にも空焚きの火にも強い。反対に、時間をかけて慎重に加熱しないと割れる素地土の土器は、煮炊きの火にも空焚きの火にも弱い。つまり、「急激な加熱」に強い素地土で土器を作ることが、煮炊きや空焚きでも割れにくい土器となる事がわかった。
 そこで、粘土を練り上げた素地土の状態で、作り易さと急加熱にどのくらい強いかを知ることが出来れば、事前に素地土の改良ができると考え、試みに、市販の野焼き用粘土で試験片を作り、3日ほど乾燥した後、台所のガスコンロに乗せて点火したところ「バチ、バチ、バチ」とはじけて辺り一面に散乱し、後かたつけが大変であった。そこで、飛散しても良い屋外に場所を移してテストを繰り返した結果、素地土の状態で加熱に対する強さを判定できる事がわかり、新しい粘土を入手する度に、〔急加熱テスト〕を行っている。

(1)急加熱テストの準備品
①試験片 :直径3㎝×厚さ6㎜位の円盤を3日以上乾燥したもの。(個数は任意)
②熱源  :ガストーチバーナー(カセットコンロはハジケが観察できない)
③加熱台 :耐火性の物 (石はハジケル物が多いので注意すること)
④試験場所:火災の心配が無く風の当たらない広い場所。(風が当ると炎が逃げる)

(2)テストの手順
①試験片作りを兼ね、粘性・可塑性・接合・ひび割れ・混入物などの作り易さを観察する。
②乾燥によるヒビや収縮を観察する。
③加熱台の上に試験片を置き、ガストーチバーナーの炎を直接当てて急加熱試験をする。

(3)急加熱テストの判定
①全くはじけない⇒「急加熱に強い粘土」⇒予熱なしで焼成できる粘土。
②加熱の途中ではじける⇒「急加熱に中強度の粘土」⇒ラフな予熱で焼ける粘土。
③炎を当てた瞬間はじける⇒「急加熱に弱い粘土」⇒注意しても割れやすい粘土。

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 上は、最初の屋外実験で爆裂した破片が散乱している写真。
 左が、ガストーチバーナー、右が、熱電対の温度計、真ん中がテストの円盤と土製の台。
 尚、温度計を見ながら200℃まで上げる予定であったが、温度が上昇する前にハジケル試験片が多く測定は中止した。

注意事項として、加熱により爆発的に飛び散る粘土が有るので火傷に注意すること。加熱した土器片は、高熱の時間が長いので火傷に注意すること。などがある。


孫の手形と縄文の手形 [土器作り]

孫の2歳を記念して、土器屋の「じいじ」が、手形なんて簡単さと気軽にはじめた。
いざ、手形をとろうと、粘土板の上に孫の手をのせて、孫の手が、あまりにも可愛く、しかも柔らかいことに改めて驚き、周りからの「もっと」の声は、聞こえない振りをして、「そうーと」押さえた。その結果、「手形だ」と、説明しないと良くわからないものができた。粘土を柔らかくしたらの声も有ったが、ある程度の硬さがないと、指に着いてキレイに作れないとあきらめてもらった。
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下の写真は、ゲンコツの指を「えい」と親が押しつけたもの。
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下の写真は、保育園の卒園記念に、保母さんの助けを借りて作った園児の手形である。
保母さんは、毎日の経験から押え付けても大丈夫という確信と、手形とわかる物でなければ、保護者に説明できないという義務感。それに、大きな声では言えないが「他人」であることも働き? はっきりした手形になっていると思う。しかし、手の痕を付けるという意志はあるが、躰に力が無いため手の平の痕はついていない。
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縄文時代の手形や足形は、「わが子の健やかな成長を願って作られた」とされている。はたして、縄文人が我が子の、柔らかい手をむりやり押し付けただろうかという疑問がわいた。
足形は、歩いて、粘土板に乗りさえすれば自動的(特にかかと)に体重がかかり、足形を取ろうとする本人の意志が無くとも、キレイにとる事ができる。田圃に残された足形はその例である。
 しかし、手形は、本人が手形をとろうとする意志が無ければ、キレイな手形をとる事が出来ない。理由として、手形も足形も、指は他人が押さえることで形が取れる、しかし、手の平は、本人が手首に体重をかけて押す。あるいは、誰かが、手首をつかんで「痛いと泣いても」無理やり押さえつける。または、置いた手の上から粘土板を押し付ければ、キレイにとれる。でも、「痛がる」と思うと自分の孫にそれはできない。

 この場合、「成長を願って」と意味合が反対になるが、デスマスクをとる時と同じ状態になれば、置いた手の上から粘土板を強く押し付けても、痛がることは無くキレイな手形をとることが出来る。反対に、本人が体重をかける意思が無くなっていることから、足形をとる方が難しくなる。
 
以上の事から、遺物を観るとき、「わが子の成長を願う」場合の手形は、手の平の陰影が薄く、足形は、カカトがキレイに出ているものとして良いのではないかと考えた。

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作りたい土器 [土器作り]

 「そっくりな物を作りたい土器」は、二つあります。
 その一つは、形式に関係なく「煮沸に使える縄文土器」を、粘土の採取・素地作り・成形・施文・焼成・煮沸に使用・破棄までの工程をそっくりに作ることです。煮炊き用の土器を選んだ理由として、考古の遺物には、目的とそれを満たす機能は何かがわからないものが多いが、オコゲの付着した土器は、煮汁のあるものを加熱したことに間違いなく、何を入れてどの位煮たかは不明ですが、この条件をクリアーできる土器を作り、液体を入れて煮沸しその液体が焦げ付くまで使うことにより、縄文人の技術レベルや思いがわかるのではないかと考えているからです。
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 上の写真は、尖石の縄文祭りで、バケツで2杯ほど入る土器に、水と具を入れて、縄文時代にはあり得ない、温かいトン汁を作った時の写真です。土器で実際に煮炊きができることを広く知ってもらう事が主な目的で、大きな土器の煮沸法、つまり火のたき方と、土器は何回使うことが事できるかの私的な実験も兼ねて何年か続けました。ここ2年ほど、諸事情で中止していますが期会があれば再開したいと考えています。

 その二は、縄文のビーナスと同じ棚畑遺跡から出土した、縄文中期の深鉢(埋甕)です。
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 上の写真がそうです。高さ65㎝と大きく、中間が3段にくびれており、しかも、太い隆帯と、沈線の上に細い隆帯を数える事がいやになるほど張り付けてある。 ビーナスは一人で作ったと思うが、この深鉢は、成形・整形・施文などの作業が昼間しかできない事や、時間とともに土器が乾燥してしまうことを考えると、一人ではどう考えても無理である。 ドラマで見る、外科手術のシーンのように、手術を熟知した先生が居て、周りに次に何が必要であるかを熟承して、言葉に出さなくとも準備ができるスッタフが居ないと、この土器を作り上げる事は出来ない。完成図が頭の中にあり、作業を指揮する総監督(根気強さからたぶん女監督)と、積み上げ用の、太い粘土紐を作って渡す人、積みあげる人。同じ太さの施文用の細い粘土紐を根気よく作ってわたす人、綺麗に張り付ける人、のチームワークで作ったのではないかとの考えから。この深鉢を作ることによって、土器作りが個人か集団かが、少しわかるかもしれないとの思いからぜひともやってみたい。しかし、この土器を作れるが集まるかも問題ですが、それより、自分の気力がこれに耐えるだけ高まるかのほうが大な問題で、夢のまた夢かもしれません。

 尚、棚畑遺跡の遺物を展示してある、「尖石縄文考古館」の屋外は雪で白く、野鳥と小動物の楽園でにぎわっていいます。 しかし、館内は実に静かで土器や石器と向かい合う絶好の季節です。細い粘土紐を数ながら「縄文工人」がてきぱきと土器作りをしている姿を想像しに来てみませんか。 本数は少ないが、茅野駅からバスがでています。

野焼きの実験(2) [土器作り]

野焼き実験(1)の続き。

⑨10:54 燃え始めを上から見る。
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⑩10:57 横から燃える状態を見る。
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⑪10:58 盛んに燃える。(土器全体を炎が包んでいる)
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⑫1108 ほぼ燃え尽きる。(これで焼成は完了である。)
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⑬11:14 残り火を広げて土器から離す。(薪の火と炭を消すと、十分囲炉裏の燃料として使用できる。)
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野焼きの実験(1) [土器作り]

昨年10月に、大型縄文土器の焼成法の予備実験を行った。
1.目的
 20㎝程度の土器であれば、屋内の「石囲炉」で火災の心配をせず十分焼くことができる。しかし、子供が入れる大きさになると必然的に屋外での焼成となる。縄文人の生活の中で、燃料となる薪の確保は食糧に次いで重要。住居の移転も燃料を確保するための行動ではなかったかと想像する。今、広く行われている、火祭りのような大きな火で、消防の防護服を着て、早朝から夕方までかけるや、夜通し焼くという、祭祀行為的な大盤振る舞いの野焼きではないとの考えから、省エネ焼成法を模索している中の一つである。

2.焼成実験用の土器を作る
期間 10年10月4日~6日。畑仕事合間に作る。(時間のかけ過ぎで、少し嘘)
場所 「やっため」の実験室(庭のビニールハウス。ブルーシートで写真が青くなる。)
モデル 大好きな「加曾利E」をイメージして製作。
粘土  泥の木粘土(茅野市の、字「泥の木」より採取、焼きに強い粘土。)
大きさ 器高38㎝×口径34cm×底径10㎝×器壁約1㎝
重量  完成直後=7㎏ 焼成直前=6.35㎏ 焼成後=5.7㎏

3.野焼きの環境
日時 10年10月19日(火)
気象 天気=晴れ・気温=12度・湿度=70%・西の風(am9:30)
場所 八ヶ岳西麓 茅野市 標高=910m 家庭菜園の一隅
薪  小枝と栗材の10㎝位の丸太。2年前に伐採して軒下で乾燥したもの。

4.焼成工程
①09:31 地面を少し掘り台石を置き周囲を平らにする。台石の目的は土器の安定と、底部の加熱である。なお、遠くに薄く見えるのが、八ヶ岳連峰である。)
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②90:45 オキ作りの小枝と薪を積む。(太さや木の種類は問わない。土器を隣に置いてあるが、太陽光線で温めるという意識は全くない。)
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