サヌカイトと五重の塔 [考古雑感]

 二上山博物館に展示してあるサヌカイト製の尖頭器と、西岡常一棟梁が手掛けた、薬師寺の五重の塔の見学を目的に、5月6日(金)泊まる気がしなかったので、日帰りで奈良まで行って来た。茅野を朝3時に出発し、帰って来たのが夕方の7時、総走行距離は約840㎞であった。
 ゴールデンウイークの谷間の平日、高速の渋滞も多少懸念したが、スムーズに走ることができた、ただ、名神や中央道の大型トラックの多いことには驚いた。

 今回、サヌカイトの石器を見た時に感じたものと、薬師寺の五重の塔を見た時に感じたものが大きく違った。
 
 二上山博物館のサヌカイトの石器はそれなりに加工者の気持ちや苦労した痕が見ええて来るような気がしてじっくり観察したが、薬師寺の五重の塔は、大きく立派であること、五重の塔であるが、三重の塔にも見えることは実物をみて納得できた。疑問として、西塔と東塔の基礎の高さがなぜ違うのか。足場に囲まれている状態で出来上がってゆく姿や完成した姿をどう想像したかと思った程度でそれ以上の感動はなかった。
 これは、苦労して実際に作った経験があるかどうかと、これから作ってみようとする目で観るか。単に眺めるだけかの違いであるような気がした。

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<二上山博物館 サヌカイト製の石器>

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<二上山博物館 サヌカイト製 尖頭器>

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<薬師寺 五重の塔 東塔>

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<薬師寺 五重の塔 西塔>

 二上山博物館で教えていただいたこととサヌカイトの加工については、頂いてきた原石を加工してからとしてから後日まとめることにしたい。

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八ケ岳

やっためさん、
土器のことでちょっとお願いがありまして、
浅間縄文ミュージアムまで、連絡いただけないでしょうか?

ただ、28-31は不在なので、メールをくだされば幸いです。
jomon@mx2.avis.ne.jp
by 八ケ岳 (2011-05-27 21:56) 

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