土器作りから煮炊きまで一日で出来るか [やってみた]
一日で、土器を作り、焼いて、煮炊きに使う事は可能かという実験を2001年8月15日に行った。以前他の機関紙に投稿したが、写真が少なかったことから、写真を中心にまとめなおしてみた。
土器のサイズは、器高26㎝×口径21㎝×底径8㎝ 容量は3ℓ。 粘土は、あらかじめ練とねかしを済ませた、「泥の木粘土」を使用した。 実験場所は、与助尾根の野焼き広場。天候は晴れ。昼ごろ雷雨があった。
①Am5:44 土器作りの準備が完了した。
②Am6:07 積み上げ完了。
③Am6:30 整形完了。
④Am7:47 施文後乾燥に入る。
⑤Am9:46 焚火に近づけて温める。
⑥Am10:20 倒して底部を加熱。
⑦Am11:29 オキを広げ中心に土器をすえる。
⑧Am11:53 薪が激しく燃え上がった。 (強い火で焼くことが無駄である事がわかったので、今は、小さな火で焼いている。)
⑨Am11:58 火勢が落ち、野焼きは完了。
⑩Am12:07 焚火の外に出して冷ます。この後雷雨が襲来し、昼食を食べながら、通り過ぎるのを待つ。
⑪Pm15:06 雨が上がり、煮沸の実験に入る。水を入れた所、器壁に浸みだした。
そこで水を捨て、トロロ芋を内壁に塗り付けた。
⑫Pm15:20 トロロ芋を塗った土器を、火中にすえ、水を入れて火を焚き始める。
⑬Pm15:30 沸騰が始まった。煮沸実験は成功した。
⑭Pm15:31 焚火を止めても水の漏れ方は極めて少なくなった。
この実験で、乾燥は極めて短い時間で済む事がわかった。しかし、形状的に割れる可能性が高い土器は、野焼きの火ではなく、石囲み炉の脇に置いて、一晩乾燥したかもしれない。
尚、水漏れで沸騰しない土器でも、トロロ芋を塗布する事で煮炊きに使える土器に変化したが、この、水漏れの問題については稿を改めてまとめることにする。
土器のサイズは、器高26㎝×口径21㎝×底径8㎝ 容量は3ℓ。 粘土は、あらかじめ練とねかしを済ませた、「泥の木粘土」を使用した。 実験場所は、与助尾根の野焼き広場。天候は晴れ。昼ごろ雷雨があった。
①Am5:44 土器作りの準備が完了した。
②Am6:07 積み上げ完了。
③Am6:30 整形完了。
④Am7:47 施文後乾燥に入る。
⑤Am9:46 焚火に近づけて温める。
⑥Am10:20 倒して底部を加熱。
⑦Am11:29 オキを広げ中心に土器をすえる。
⑧Am11:53 薪が激しく燃え上がった。 (強い火で焼くことが無駄である事がわかったので、今は、小さな火で焼いている。)
⑨Am11:58 火勢が落ち、野焼きは完了。
⑩Am12:07 焚火の外に出して冷ます。この後雷雨が襲来し、昼食を食べながら、通り過ぎるのを待つ。
⑪Pm15:06 雨が上がり、煮沸の実験に入る。水を入れた所、器壁に浸みだした。
そこで水を捨て、トロロ芋を内壁に塗り付けた。
⑫Pm15:20 トロロ芋を塗った土器を、火中にすえ、水を入れて火を焚き始める。
⑬Pm15:30 沸騰が始まった。煮沸実験は成功した。
⑭Pm15:31 焚火を止めても水の漏れ方は極めて少なくなった。
この実験で、乾燥は極めて短い時間で済む事がわかった。しかし、形状的に割れる可能性が高い土器は、野焼きの火ではなく、石囲み炉の脇に置いて、一晩乾燥したかもしれない。
尚、水漏れで沸騰しない土器でも、トロロ芋を塗布する事で煮炊きに使える土器に変化したが、この、水漏れの問題については稿を改めてまとめることにする。
2011-03-20 04:57
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コメント(1)
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ちょうど、素朴な疑問から検索していたら記事を見つけました。
大変興味深い記事でした。ありがとうございます。
by お名前(必須) (2017-01-08 04:19)