ザルに張りつけた土器を乾燥する [やってみた]

「やってみたらどうなるか」の一つとして、ザルに粘土を張り付けて作った土器が乾燥するとどうなるかを、「生の土器に水を溜める」で使ったザルを使い、04年6月19日に作り、22日まで乾燥してみた。

ザルの大きさは、大きさは、直径260㎝ 深さ7㎝
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①19日 Pm 5:20 ザルの内側に「泥の木粘土」を約1㎝張り付けた土器を作る。
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⑤22日 Am10:37 ほぼ乾燥した。周囲に隙間できて、縦にひびが入った。
ザルから外した撮りたかったが、ばらばらになり写真にならなかった。
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結果は、乾燥の途中でひびが入り、これを焼いても水を入れる容器としては使えない。理由として、土器を作るに適した粘土は約20%の水分を含むといわれ、その水分が蒸発すると20%近く容積が小さくなる。
この場合、全体が小さくなれば問題はない。しかし、粘土がザルの目に入り込み、小さくなろうとする動きを阻止する。それでも、小さくなろうとする粘土は、ひび割れを起こして容積不足をカバーするためであると考えている。

この実験で、土器が発見されたきっかけとして、「カゴに粘土を張りつけた」という説があるが、この説を成立させるためには、粘土の収縮にあわせてカゴも収縮する、竹のような硬い物ではなく、柔らかい繊維で作ったような物を探す必要があることがわかった。しかし、柔らかすぎると、張りつけて形を作る作業が難しくなる。

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