縄文土器作り教室に参加(1) [今迄の事]

 小学5年だった息子に出された「縄文土器と弥生土器の違いは何か」という宿題に答えられなかった。
 タイミングよく考古館で、87年度の「縄文土器作り教室」の参加者を保護者同伴で募集しており、教えていただこうと参加した事が「土器作り」のきっかけとなった。
 主役の息子は2年で足を洗ってしまったが、介添え役で気楽に付いて行った親は、縄文人が作った土器なんか簡単だと、なめてかかったものの想像以上に難しく、積み上げの途中で潰れてしまうなど、縄文人の知恵に驚き、悔しさと納得するまで止められないという、オヤジから受け継いだDNAが働いて、ミイラ取りがミイラになってしまった。

 縄文土器作り教室は、9時開講、午後4時30分迄が2日間と、野焼きの計3日間開かれた。

1日目
 ・学芸員の講義 「縄文土器について、その特徴など」
 ・製作指導の先生の講義 「縄文土器の製作について」
 ・土器作り ①粘土に山砂を練り込む。②ねかし。③土器のスケッチ。④底部の成形

2日目
 ・土器作り ④土器の成形 ⑤整形 ⑥施文具作り ⑦施文
 
3日目
 ・野焼き (乾燥後、与助尾根で行う。)

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<初めて息子が作った土器>

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<土器の内側>

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<2年目に作った有効鍔付土器>

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<土器の内側>


 写真を撮るため、20数年振りに息子の土器を出してしみじみと眺めた。仕上がりはともあれ、器壁は両方とも6~7㎜、底部までほぼ同じ厚さで作られている。「モデルの土器を忠実に真似ろ」と、厳しく指導をした先生と、土器に精通した学芸員の考古学への熱い思いが残されていた。

 ちなみに、宿題の縄文土器と弥生土器の違いは、「それがわかりゃー苦労はしねー」が答えであった。
 学校で先生が教えた正解は何であったか、まだ聞いていない。

 「縄文土器作り教室」の詳細は(2)としてまとめることにする。
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