作り方がわかる「台形土器」 [縄文人の手技]

 博物館や考古館を訪れたとき、破断面や照明により浮かびあがった凹凸に、「縄文人の手技」を見つけるとうれしくなる。

 韮崎市歴史資料館で開かれていた特別展「志村滝蔵と坂井遺跡」」に展示してあった「台形土器」もその一つである。

DSCF7838 (640x480).jpg
台形土器が展示されており「志村氏所蔵」とあった。


DSCF7836 (640x480).jpg
 アップの写真から、脚部の上面(接続面)が平らで口縁のような形であることから、上部の円盤とリング状の脚部を別々に成形して粘土でつないでいる事がわかる。
 台形土器は、円盤部と脚部の厚さの違いから割れやすく、縄文人がいかに工夫したかがわかる興味深い破断面である。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

石を拾い海水を汲む赤そばの里 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。