「凍み渡り」と、縄文時代の重量物の運搬 [西麓の風景]

八ヶ岳西麓に2月の中頃から3月の初めに、「上雪」を降らせる低気圧が関東沖を通り過ぎると、うそみたいに「カラッ」と晴れて気温が上がり、雪がどんどん解け、翌朝は放射冷却現象で厳しく冷え込んで凍るというのが例年のパターンである。
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この冷え込みが2、3日続くと、雪の上面が凍り、雪の上をどこでもあるけるようになる。
 また、雪がみぞれに変わった時も同じようになる。
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子供の頃、この上を駆けずり回った記憶はあるが、その呼び方は知らなかった。
上越生まれの家内に、そのこと話をしたら、それは「凍み渡り」だよとの答えが返ってきた。
ネットで検索したら、上越の人たちが書いた「凍み渡り」の話が沢山あった。

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長靴が沈まなくなる。

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「どんどん」と力を入れて踏まないと沈まない。
縄文時代、重量物である石や材木の運搬は、そりのような物で運んだのではないかと想像している。
 しかし、雪が深いと、ラッセルで体力を奪われ、そりも沈んでしまう。 「凍み渡り」の季節になれば、地表の凸凹も消え、川の端や崖に気を付ければ、どこでも楽に歩ける。
「凍み渡り」をウオーキングをしながら考えた。

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残念ながら、2月末の暖かい雨で雪が解け、今シーズンの「凍み渡り」はもう楽しめない。

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