作りたい石器 [石器作り]

 「そっくりな石鏃を作りたい」が、石器作りを始めた動機であり、今でも最終目標である。
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  目標の中には、時代と形状による技術の違い、石材と加工技術の関係、原産地からの距離による技術の違いなど盛りだくさんで、早く取り掛からなければ、持ち時計間(命)が足りなくなる心配があり、馬車馬のように、脇が見えないようにして、石鏃作りに早く戻りたいと考えている。

 しかし、すごいと思った物に手を出したがる悪癖があり、北海道の、遠軽町の博物館で見た、大型の尖頭器に魅了されて原石を手に入れた都合上、これに挑戦しなければならない。その上、長野県考古学会の折と歴博の特別展で見てすごいと思った、重要文化財の神子柴遺跡の石器の「調査報告書」が出版されて買い求め、さらに、「昨年オープンした「伊那市創造館」に常設展示されて、さっそく見学に行き、赤い布の上に置かれた、下呂石の「尖頭器」をじっくり観ているうちに、生きている間に、どうしてもこれに「そっくりな物を作りたい」との思いが増してしまった。

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 神子柴の尖頭器を作る技術は、とうてい手の届かない所の物であることは百も承知している、しかし、夢は大きく持つ方が良いと自分に言い聞かせて、持ち時間は気になるが、下呂石の原石を入手し敲き始めてしまった。

 
 参考までに 伊那市創造館に、展示してある重要文化財の石器は、どれをとっても、加工技術のレベルは最高。
 場所は少しわかりにくいが、伊那駅から徒歩でも良く、近くに行かれた時ぜひ立ち寄られる事をお勧めしたい。
  電話:0265-72-6220
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